ひの社会教育センター

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カナダ・BC州・ビクトリア近郊のハイキングコース(2)

カナダ・BC州・ビクトリア近郊のハイキングコース(2)

CENTENNIALコース

FRANCIS KING REGIONAL PARK TRAIL
フランシス・キング・リージョナル・パーク・トレイル

(市立自然公園ハイキングコース:訪問時期5月初旬)


FRANCIS KING REGIONAL PARKはダウンタウンから車で約20分ほどのところにある市立の公園で、いくつものハイキングコースが整備されています。また、この中には車椅子でも利用できるElsie Kingコースもあり、障害を持つ人も小鳥のさえずりを聞きながら森林浴を楽しむことが出来ます。

今回は、CENTENNIALコースのうちネイチャーハウスの脇から入る、1周約3キロのコースを紹介いたします。

ハミングバードのお出迎え

ネイチャーハウスの入り口にはハミングバード(ハチドリ)用の餌である甘い蜜の入ったボトルがぶら下げてあり、タイミングがよいと観察することが出来ます。日本には生息していない鳥で羽ばたきながら蜜を吸う小型の野鳥です。

時間に余裕があるときにはしばらく待っていれば出会う確立も高まるとのことでしたので、一度は根気よく待つことをおすすめいたします。ちなみに、ビクトリア市内全体が緑の中にある感じの町で、住宅の庭先でも見ることが出来るそうです。私は今回出会うことが出来ました。(右側の写真はポスターを撮影したものです)

入り口は歩きやすいコース

ネイチャーハウスを右に見ながらコースに入ると、一気に静かになり春の草花が出迎えてくれます。

コースは平坦でよく整備されていて歩きやすく、最初に出会うのは樹齢300年は超えていると思われる樅の木で、思わず上を見上げてしまいます。周りにもさまざまな木々が所狭しと茂っていますが、この時期は木漏れ日に映える若葉が美しく、立ち止まっての自然散策をおすすめします。

また、耳をすませば野鳥のさえずりも聞こえ、目を下に向ければ片栗の群生に出会います。カナダには紫、白、黄色の花をつける片栗が有るとのこですが、ここでは紫と白の片栗に出会いました。

歩き始めて15分ほどでコースの分かれ道に来ますが、どちらを選んでもスタート地点に戻るようになっているので安心です。

今回は、もう少し足を伸ばして見ることにしました。この付近から、多少のアップダウンが始まり、時々は湿っぽい道にもなります。

森の守り神のようなヒノキ

歩き始めて25分、目の前に高さ40メートルは超えるヒノキが現れました。根元は大人3人が手をつないでやっとという大きさです。

ヒノキの根元に座って一息入れるのも良いのではないでしょうか。

可憐な白色の片栗

ここからは湿っぽさとあわせて岩場を越える少々のアップ・ダウンのコースとなるので、足元に充分に気をつけましょう。

コースの右側には湿原もあり、場所によっては黄色い水芭蕉も見ることが出来るそうですが、今回はお目にかかることは出来ませんでした。

その代わりに、日のあたる部分には純白の片栗が群生しており、しばし目を楽しませてくれました。

森の舞踏会

さらにコースを進み、ふと倒木に目を向けると、そこにはナマハゲの面にも似た切り株がありました。よくよく眺めていると、今にも踊りだしそうな感じがしてきます。

ただスタスタと歩くだけでは見つけることの出来ない一コマではないでしょうか。このコースは全体の半分くらいに当たり、約40~50分のコースです。あせらずにのんびりと散策することをおすすめいたします。

苔むした倒木と布袋ラン

カナダ・ビクトリアの自然公園はほとんどのところで人の手が入っていません。しかし、歩くコースはきちんと整備されていますので、何の心配もいりません。まさに自然そのままの姿を見ることが出来るところです。

道端の倒木にはコケが生え、写真を撮りに近づく足元は数百年にわたる腐葉土の堆積でふかふかしていてまるでじゅうたんの上を歩いている感じでした。そして足元に目をやれば布袋ランの笑顔に出会うことが出来ます。

4月末から6月頃までがもっとも花の多い季節だそうです。是非この時期に一度行かれることをおすすめいたします。

今回のコースは初心者向けのコースでしたが、この公園にはさまざまなハイキングコースが整備されており、健脚な方は弁当を持参し一日かけて楽しむのも良いのではないでしょうか。

尚、ハイキングに同行しさまざまな説明をしてくださる、プロのネイチャーガイドの方もいらっしゃいます(有料)ので、ご希望の方は、ビクトリア国際交流センター(VIEC)までご相談ください。


5月訪問(文責:日野社会教育センター前館長:中能孝則)

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